革の種類と特徴全16種!大事なレザー鞣し方法大公開

あなたは革にはどんな特徴があってどんな種類があるか知っていますか?一概に革といってもたくさんの種類があり革靴や鞄、財布などあらゆる革製品に加工されています。

さらに革は製品用の革になる工程の違いでも大きく違っていきます。

革の種類や加工方法が違うと使用していった時のメンテナンスも違ってくるのでこの記事で革の種類と特徴を知って革を傷つけないようにしましょう。

革の種類(加工前の種類)

カウレザー(牛革) ※高級ランク順

カウレザーは多くの種類があり、その分別は生後の年数であったり雄雌の違いであったりです。

希少で生後間もないレザーは傷やシミがほとんどないので革としてのランクが高い高級品になっていきます。

ハラコ

胎児であったり生後すぐの子牛の革です。まだ生後間もないので革に傷やシミがなく、希少なため牛革で最高級ランクになります。

ベイビーカーフ

生まれて3カ月以内の子牛の革です。生まれてすぐなので傷はほとんどなく美しいため、カウレザーの中で最も高価で、ハイブランドなどで使われる

カーフ

生まれて6カ月以内の子牛の革です。傷なども少ない為、ベイビーカーフに次いで高価な革です。

キップ

生まれて1年以内の牛の革です。カーフなどに比べて丈夫さがあります。

カウ

生まれて2年以上の大人のメス牛の革です。厚みは薄いです。

ステア

生まれて2年以上の大人のオス牛の革です。3か月~6か月以内に去勢しています。大人なためカーフやキップに比べて革が厚く多少傷は出てきます。

ブル

生まれて3年以上経過した大人のオス牛の革です。革が最も厚く丈夫です。目が荒く傷も出てきます。

ピッグレザー(豚革)

小さな毛穴が空いており通気がよく軽くて摩擦に強いです。なので、擦れる部分(靴や鞄の内側)などに使われたりします。

ゴートレザー(山羊革)

薄く丈夫で柔らかいのでハイブランドにも使われています。表面は小さなしわがあり美しいです。

ホースレザー(馬革)

柔軟性がありつやがありますが強度はあまり高くありません。ですが、牛革より柔らかい特徴があります。

ホースレザー(コードバン)

ホースレザーでもお尻の部分の革です。しわが細かく光沢があり丈夫さも持っている革です。

水や湿気に弱く繊細なためお手入れが難しいですが、その美しさゆえ人気の革です。

生産量が少なく希少な為、他の革の種類でも高級ランクに位置するレザーで革のダイヤモンドなどとも言われています。

シープレザー(羊革)

しわが荒く強度はあまりないため擦れたり傷がつきやすいようなものには使用されません。生まれて1年以内の羊の革はラムレザーと言います。

ディアレザー(鹿革)

比較的水に強く肌触りが良いので衣類などに使われる革です。

エキゾチックレザー

エキゾチックレザーとは入手が難しいクロコダイル(ワニ)、パイソン(蛇)、リザード(トカゲ)などの爬虫類やオーストリッチ(ダチョウ)、シャーク(サメ)などの総称の事です。

革表面は独特の模様の革が多いです。今回はこの中でも目にすることが多いであろうクロコダイル革について話していきます。

クロコダイル革

クロコダイル革は言わずと知れた最高級ランク革で美しい模様は多くの人のあこがれじゃないでしょうか?鞄や財布、靴など多くのものに使用され使用される個所が多いほど値段は跳ね上がります。

クロコダイル革も細かく4種類があり、どのワニから取れるかによって模様や値段が違います。

スモールクロコダイル(イリエワニ)

クロコダイル革の中でもイリエワニから取れる革は最も高級で、比較的細かなうろこが並んでいる美しい模様が特徴です。

ナイルクロコダイル(ナイルワニ)

スモールクロコダイルより少し大きめなうろこが特徴のワニです。ラージクロコダイルと並んで高級品です。

ラージクロコダイル(ニューギニアワニ)

名前の通りうろこが大きくダイナミックな印象を受ける革です。

シャムクロコダイル(シャムワニ)

昔は養殖されていましたが、あまり市場では有名ではなかった革です。最近では養殖技術も高くなり市場でも出回っています。

スモールクロコダイルが最も高級とされていますが、いずれのクロコダイルも模様の違いはありますが、革自体には善し悪しというのはほとんどなくワニ自体の希少性によるところが大きいです。

革の種類(加工後の種類)

上記のような様々な動物の革を製品の革にする為、更に様々な種類のレザーに加工していきます。

オイルレザー

オイルレザーはその名の通り革にオイルを含ませて光沢を出したり、傷にも強くなります。

もともと油を多く含んでいるので他のレザーに比べて細かくメンテナンスをしなくても大丈夫だったりします。

スエード

革の裏側を毛羽立たせたのをスエードといいます。基本的に革は表側より裏側の方が丈夫で傷にも強いです。

また、他の革より水にも強くスエードはメンテナンスをしなくても長く履き続けられます。

僕のスエードブーツは雨に打たれたり、旅行で長時間履いたりなどを10年近く履き、なおかつ1度もメンテナンスしていませんでしたが今だに履いています。

ヌバック

ヌバックは革の表側を毛羽立たせたものを言います。スエードより毛羽立ちのが短いのが特徴です。

スエードとは若干の違いはあるもののメンテナンスは同じ方法で行えます。

ブライドルレザー

革に蝋(ロウ)をしみ込ませたレザーの事です。

手間がかかるレザーですが傷にも強く耐久性があるので高級レザーとされています。

丁寧に蝋をしみ込ませたブライドルレザーは表面が白い粉が噴き出るブルームが起こります。これは高品質の証です。

シュリンクレザー

シュリンクレザーは薬品をしみ込ませて革を縮ませたもので、シボ感(しわ)が強調されてワイルド感が出ます。僕の好きなブランド、cornelian taurus by daisuke iwanagaの革製品でよく使われているレザーです。始から柔らかさがあり手になじむし傷にも強いです。

型押しレザー

その名の通り革表面に型を押し付けて模様をつけるレザーの事です。

型押しレザーで、よくあるのがクロコダイルなどの高価な革の型押しが多く、高価な革でも比較的低価格で購入できるのが特徴です。

ヌメ革

ヌメ革とはタンニンで鞣した状態のままの革の事です。

基本的に染色してない物が多いので薄いベージュのような色をしており、日焼けすると色が濃くなっていく特徴があります。(染色しているものもあります)すごく丈夫で長く使える革です。

鞣した後の加工をしていないので、初めは傷がつきやすく水にぬれるとシミができたりします。

ですが、使用していくにつれて革の油分が表面に出てくるので、傷がつきにくく若干の撥水作用もでてきます。

綺麗なままで使用したいという人はちょっと扱いずらい革ですが、経年変化が好きな人には楽しめる革です。

革の特徴

革と皮

革の種類の前に「革」と「皮」の違いを説明していきます。言われてみれば2つの漢字があって違いといわれると何が違うの?って感じだと思います。

「皮」はまだ動物から剥いだ状態のものです。天然な状態なので臭いや雑菌もありますし、時間がたつと劣化もしていきます。

これから革製品などに使用していくために「鞣し」という作業が必要です。鞣しを行った後のものを「革」といいます。

鞣し(なめし)とは?革の鞣しの種類

鞣しは皮の汚れなどを落として柔らかくする事です。これをしない皮のままだととても使用できるものではありません。

また、なめす方法も主には「タンニン鞣し」と「クロム鞣し」があります。それぞれで仕上がりや、着用時の経年変化にも違いが出てきます。

タンニン鞣し

ベジタブルタンニン鞣しとも呼ばれ作業時間がかかる方法です。

タンニン鞣しで鞣されると丈夫で硬めの革になります。

この方法で仕上げられたものは、着用当初は硬くてあまり履き心地が良くなかったりしますが、履き続けると経年変化して柔らかくなり自分の足にフィットするようになります。

自分だけの履きしわができ、革にしみ込んでいた油分も表面に出てきて光沢も出てきます。

繊細で定期的なお手入れを必要としますが、どんどん美しくなり長く愛用できるものになります。

鞣す過程で植物由来の天然のものを使用しているので革にも環境にもやさしいです。

クロム鞣し

クロム鞣しは作業時間が早く、初めから柔らかく光沢もある状態です。タンニン鞣しの短所を初めから味わえるなめし方法です。

この方法でできた革は手入れする必要もなく傷もつきにくいのが特徴です。

しかし、経年変化はほとんどしないので、着用していくにつれての足になじんでいったり、履きしわはほとんど出ません。

さらに名前の通り化学薬品のクロムを使った鞣し方法なので、焼却時に有害物質が出てしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?革には多くの種類がありそれぞれ特徴が違います。

また、同じ動物の革でも鞣し方法の違いでも革製品になった時の表情が違います。

タンニン鞣しで丁寧に鞣された革は手触りが良く、使用していくにしたがって柔らかくなる特徴があります。

加工後の革の種類によって、出来た革製品のメンテナンス方法も変わります。

あなたの持っているお気に入りの革製品を長持ちさせたいならこちらの記事を読んで正しいメンテナンス方法を知りましょう。

また、僕のおすすめする革ブランドの紹介記事も載せておきます。

革の扱いのスペシャリストブランドguidi(グイディ)

革バッグ、財布が人気の日本ブランドcornelian taurus(コーネリアンタウラス)

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